大阪雑学・御堂筋

大阪の大動脈と呼ばれる【御堂筋】は梅田・本町・心斎橋・難波を結ぶ、全長4キロ、幅44メートルの大型道路。
元々、御堂筋は【北御堂】と【南御堂】の間の道を【御堂筋】と言っており、すごく短い道のことだったんですが、昭和初期に【梅田・難波間】を結ぶ道路拡大工事で改めて【御堂筋】と言う名称が付けられたと言われております。

側道・本線がある御堂筋ができたのは1937年、当時からすれば車も少なく、こんな大きな道路は必要ない!と大阪市民からは大反対を受けたのだが、当時の市長は100年後を考えて御堂筋を創ったという話です。

御堂筋はフランス・パリのシャンゼリゼ通りをモチーフにして作られており、普段でも美しい景観なのですが、定期的に行われるイルミネーション時期になると幻想的でより美しさが増す御堂筋となります。


御堂筋沿いにあるお店も雰囲気のある、おしゃれな店舗が多く、散歩しながら探索するのも楽しい一時になります。
ちなみに御堂筋が南向き一方通行になったのは【大阪万博】から。
一方通行にすることにより渋滞緩和、交通事故減少になりました。

シャンゼリゼ通りと比べると歩道が少し狭いですが、シャンゼリゼ通りには無くて、御堂筋にあるのが【側道】
【本線】【側道】と分かれており、右折、左折に便利な側道なのですが、元々本線は【自動車専用道路】として、側道はまだまだ車が普及していない時代には【馬車】が活躍していたので【馬車専用道路】として区分されていました。
その名残が今でも残り本線と側道が分離されているとの事なのです。


そして、なかなか見落としがちなのですが、御堂筋には【松尾芭蕉終焉の地】としての石碑があります。
詳しくは【こちらをご覧下さい】

また御堂筋と言えば【イチョウ並木】なのですが、昔はこの御堂筋になる実って道に落ちた銀杏を拾って帰るのが多かったのですが、そのような風習もなくなり、道に落ちた銀杏の匂いが問題となり、現在は銀杏が実らない雄木に差し替えていってる事で将来的には御堂筋名物の【銀杏落とし】が無くなるとの事なのです。

御堂筋散歩に様々なオブジェを見ながら歩くのも楽しいかと思います。
中でも夜になるとタクシーを止めている姿と間違えて、よくこのオブジェの前にタクシーが停車するという珍場面が見られます。

御堂筋の最大の見所は【御堂筋イルミネーション】ではないでしょうか。
2017年のイルミネーション
開催日程:平成29年11月12日(日曜日)から平成29年12月31日(日曜日)
点灯時間:17時頃から23時
開催場所:御堂筋(阪神前交差点から難波西口交差点)
御堂筋イルミネーションは、「大阪・光の饗宴」のコアプログラムとして開催します。
(「大阪・光の饗宴」公式ホームページ http://www.hikari-kyoen.com/

大阪にお立ち寄り、在住の方は是非、ゆっくりと御堂筋を探索、散歩されてみては如何でしょうか~。




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