DJ(ディスクジョッキー)にはすごく憧れていた時期がありまして
中学生の洋楽にハマっていた頃には、いつも友達同士でDJゴッコして遊んでいました。
母上がカラオケ教室をしていたので、自宅にマイクがあったことで、ダブルデッキのラジカセを
目の前に置き、片方のテープには、友達推薦の洋楽。
ラジカセにマイクを繋ぎ、収録型FMラジオ風に録音しながら曲を流す…ってのをしてました。
それぞれ順番にマイクを握り、DJをしていくのですが…
いざ話そうとすると、何を話して良いのか分からないし…
変な緊張でロレツ回らないwww
カムわ…意味不明な言語を並べるわ…話の脈略は無いわ…ズタボロなんですが…
それはそれで楽しかったwww
一人が話してるのを、横で聴いてる訳ですが、なんか変におかしくて…笑うのをこらえる。
録音に他の人の声が入らないように、口に手をおき、息を殺して、話終わって曲が入るのを待つ…
60分テープに録音したのを、収録を終えて、聞き直すと…
MCしてる後ろのほうで・・・「ブッ」とか「クスクス」とか「フフフ・・・」とか
漏れた笑い声が常に入ってるのが、聴いてるとまた面白くて・・・
けっこう~DJごっこは、友達の中でもハイテクな遊びとして定着しましたね~www
DJごっこも回数をこなすうちに、こなれてくるんですが…
中学生ゆえの話題と会話のボキャブラリーの無さで行き詰まってきて
そのまま【FMステーション】の記事を読む…ヒットチャートを発表する…アーティスト特集をする…など
企画的な発想も出てきて、フリーで話す時間と、FMステーションをベースに話す時間に分かれ
収録カセットテープが増えていくに連れ、それらしき感じになっていったのを覚えています。
友達の間でバイブル的存在だった【FMステーション】
その中にある【カセットインデックス】が楽しみで、発売日が待ち遠しかったですね~
カセットインデックス自体は皆、同じものを持っているので個性を出すにはカセットタイトルなど…いかに綺麗でカッコイイ、カセットにするか!ってのがテーマでした。
最初の方は「手書きスタイル」が主流だったのですが、上記のインデックスに使える「こすったら貼れる文字」が出てきて一変!
手書きのオリジナル感よりも、商品っぽい感じに皆が夢中になってカセット作りに励んでました。
ただ・・・この貼れる文字・・・
かなり高度なテクニックと言うか…集中力と指先の繊細さが必要というか…
一列に貼っていくのも、文字間をうまく付けていかないと、文字が並びすぎて、タイトルとしても、英文としてもおかしい・・・だけど間隔がうまく取れない。。。
ましてや二列でタイトルを付けようものなら…
最初に貼った文字が二列目作成時に剥がれていく…手につく…元のシールに再び付き直すww
しかも、なぜかよく使う文字と、使わない文字が均等にあるものんだから…
母音(A・I・U・E・O)がすぐに無くなる…でも…QやXなどは常に余る
かなり後から【母音集】も出てきましたが・・・それまでは母音の少なさゆえに、失敗が許されない…という極度の緊張感で、すごく時間を費やすという、”あるある”が発生していましたね~
そんな極度の緊張と、日頃使わない極限の集中力で、タイトルを作ると精魂使い果たし
他の情報なんて入れる気力も残っていませんでしたww
でも、細かい性格の友達は、録音日・収録曲・アーティスト・特集内容など…
カセットインデックスにびっちりと書いている強者もいましたねー
その個性溢れるカセットを作ると、友達同士で借りあいするのも、自慢のコレクションを披露するような感覚で、達成感と、友達からの好評化をもらった時の愉悦感はすごくありましたね~
ただ、私の場合…タイトルで精魂使い果たすので、曲名を書かない…
だから、知らない曲があると、友達から…
「A面の13曲目にかかる曲って何?」など…
作った本人ですら分からない質問攻めにあるケースが多々と有りました。
ただ、当時はカセットテープならではの悲しい日も訪れるんですね~
丹念に精魂込めて作ったカセットテープが伸びる・・・
ウニョ~~~みたいな…変な音質に変わる・・・またはテープが切れる…
とても、とても悲しい時です。
だから、貸す専用のカセットテープと保管用のカセットを作り、バックアップのようにしてるのも多く、カセットが山積み状態になってくるってのもありました。
そんな想い出を含みながら、ネットラジオも楽しく、懐かしくも有り、良質な音源で聴いてる方と共有できる時間が過ごせたら良いな~って思います。