2019年7月に行いましたDisco Mix TAKE+1で参加予約でリクエストを募った際にあった曲でございます。
やはりシンセサイザー普及前ともあり、1980年前後は、ほとんどバンド式のヒューマンリズムで構成された曲が多いです。
それこそ、その人間がそれぞれのパートを弾いているのが味であり、曲中もBPMが安定しないリズム、
ノリで変わっていくリズムが最大のグルーヴを生むわけなんですよね~
しかし!これがREMIXとなると曲者で、単なる組み換え程度なら問題ないですが、各所音源を追加するとなると小節で合わせないと、ずれてくるので強制的にBPMを固定していくんですよね。
でも、固定しちゃうと120で始まり、Aメロで118ぐらいまで落ちて、サビで122ぐらいまで上がる!
この緩急がノリを生んでるので、120固定では一本調子になっちゃうんです。
そこで本来のグルーヴを殺さずにノリを出そうと思ったら、リズムパートを変えて前乗り的なリズムでBPMを固定してると思わせないようにするのが必要になります。
「VILLAGE PEOPLE – CAN’T STOP THE MUSIC」はベタな8ビートにあまり中音的な音源が入っていないので、リズムパート(ドラムとベース)をかぶせていき、原曲には入っていない単音のギターシーケンスとFUNK系やR&Bの定番音源、クラヴィを入れ、この追加音源だけは手弾きそのままを残して、若干リズムとブレる差を残してヒューマンリズム感をかもし出しております。
原曲はバイオリンとベースが主音でサポートとしてカッティングギター、リズム強調にパーカッション構成で、パシパシ!とタイトな感じで流れています。
REMIX版ではBPM固定を消すために流れる音源を追加してサポートしてるって感じです。
REMIX版では右側から出てるギター音とバイオリンが主音として聴こえるかと思います。
歌が入ると、耳の機能である「フィルタリング」で歌が中心に聴こえて、バイオリンが次、ギター音とクラヴィはほとんど気にならないと思います。
あとは原曲にはないドラムのフィルインを入れて流れを作ってるって感じですね。
この手の曲の特徴は「ベースライン」なので、ここは原曲通りのベースをかぶせて強調しましたが、耳コピで拾っていくのに苦労しました。