SOUND REMIX

REMIXとは?
REMIXというのは、ミックスダウンされた正規版を組み換えや付け足しなどを加えて、再度ミックスした技法になります。
単純に1番と2番を入れ替えただけでもREMIXと呼ばれますので、簡単なものから複雑に改良してるものまで幅広いですね。

REMIXが一躍有名になったのは、ディスコムーブメント時代に各アーティストが正規シングル盤をディスコ向けに長くしたり、繋ぎ目を保つためにブレイクやキューポイントを付けた「12インチシングル」でしょう。
ディスコという音楽市場に多くのアーティストが参入し、同時に多くのアレンジャー(REMIXを手がける人)も出現しました。
曲のBPM(テンポ)を早めに作り直したり、インストメンタルを付け足したり、曲自体を全く違うものへ変化させたりと、様々なスタイルの曲がリリースされていました。
それら全てをREMIXと言い、アレンジャーやリミクサーの特色が表れますね。
・・・ですので、REMIXに正解はありません~
基本的には自分の好きな曲に変えられるのが醍醐味であり、それが表現になるので、後は聴く人の好みになるかとは思います。
ただ、僕なりには、これはちょっとなぁ~という変え方はあるので、造り手の好みも十分にあるのかとも思いますね~。
原曲をどうのように変化させるのか?という部分は共通ですが、僕的には大きく2つのREMIXがあるように思えます。

SOUND REMIX
これは僕の原点にもなってるとこで「好きな曲を長く聴きたい」ってことで「SOUND REMIX」と名付けております。
定番であるインストロメンタルを付けてロングバージョンにしたり、サンプリングや音源を追加して曲のニュアンスを変えたり、POPS、ROCK、DISCO問わずに好きな曲をREMIXしています。
REMIXしたてのころは、今のように機材がなくて音源追加などできなかったので無意味にS.Eを多用してたりもしてました。
イントロを繰り返したり、プリセットされてるループ音源を使ったり…何かしないと感が前に出すぎていましたね。
荒削り感は取り方によればワイルドで攻撃的サウンドとなるかも知れないですが、今はできないかなぁ~って思います。


例えばこのREMIXは2012年に作った曲で「Fire On The Moon」をベースに「Relax」をMIXしてるのですが、とにかくS.Eが多い!
爆発音多用の効果音満載で、映像と共に聴いている分、見ている分には良いかもですが、曲だけではうるさい!と感じてしまいますね。
2つの曲をハーフバランスでMIXしてるのも音程があっていない部分が分かってしまい違和感あるし、ボリュームバランスもおかしいです。
そのバランスの悪さを爆発音などの効果音で消そうとしてるので余計に、うるささが際立つ結果になってます。


これは超ロング仕様のREMIXですが、一切S.Eなどは使っておらずサンプリングと音源追加、組み換えでのMIXです。
各パートのボリュームバランスも均等に取れているので聴きやすくなってると思います。
全体バランスを100%とすれば、音源が多いパート(イントロや間奏など)と歌入りしてる部分では音圧は、どうしても変わってしまいます。
REMIXをしてる方で多いのは音源多用部分と歌入り部分で音圧が落ちてしまい、それをカバーするために不要な音を入れてしまう事ですかね。
僕もREMIXしたての頃は、何が何でも音圧を100%近くに保っておかないとと思い、音圧が高い時には入っていない音源や効果音を入れてしまってました。
ロング仕様のREMIXでは変化になって良いのですが、どうしてもバランス面では悪くなります。
音が薄くなる部分も80%~70%をキープできてる感覚なら、それで流れてしまうほうが聴き心地は良いかと思いますね。


TOTOの名曲「Rosanna」のREMIXで基本的なインスト追加のREMIXです。
曲の音色に変化を付けるために、ところどころベースを抜いたり、ギターのみで構成したりと、音圧で言えば「下げる」方式のREMIXになります。
本曲に入っていない音源は追加しないで、構成されてる音源で変化をつけてるタイプになります。
こうすることでより公式っぽい雰囲気が出て違和感はなくなると思いますので、数多くREMIXするには、この表現方法も覚えておくのが良いでしょうね~。
REMIXしてます感を全面に出すやり方と緩急の付いた公式っぽい(12インチシングルのカップリングに入ってそうな)やり方。
この2つのREMIXを「SOUND REMIX」の時には気をつけるようにしています。

では次のコーナーでは、もう一つのREMIX「DJ REMIX」について書いていきたいと思います。